講演会「放課後カフェから考える中学生の居場所づくり」に参加しました

「悩みを話すくらいなら死んだほうがマシ」な若者たち
私はいつも、自分に専門性があればなぁ。。と思っていました。
もし、教員免許をもっていれば。もし、社会福祉士の資格があれば!
でも今日の講演会で、「無資格には無資格なりの強みがある」と思えたことは大きな収穫でした。
西東京市放課後カフェ連絡会主催の講演会。
お話してくださったのは、若者支援に取り組むNPOパノラマの石井正宏さんです。

いま学校にはスクールカウンセラーが居て、相談室に行けばさまざまな相談に乗ってもらえます。ところが石井さんは、「相談室に行ける生徒は、ある意味『勇者』ですよ」と言い切ります。
「約束の時間に颯爽と現れ、自分の悩みを言語化できる子どもは少数。たいがいの子どもは、自分の家の悩みを人に話すくらいなら死んだほうがマシだと思ってますよ」
うん、たしかにそうだよなぁ。。

無資格には無資格なりの「強み」がある
困ってどうにもならない時、子どもたちは「そうだ、専門機関に相談しよう」とは思わない。
放課後の学校で、カルピスを配りながら普段の子どもたちに出会える私たちは、
そんな子どもの変化をキャッチして、相談室のトビラの中につなぐ「ハブ役」になれればいい。
そのために必要なのは「専門性」ではなく、彼・彼女らとの「関係性」なんだ。
そんなことを感じられ、ちょっと元気になりました。
家でも学校でもない「サードプレイス」を、
中学校の中につくれたことの強みを、再確認できた講演会でした。