このやり方は納得できない!!行政主導の資源物の戸別収集
5月1日号の市報に、「資源物も戸別収集が始まります!」との記事が掲載されました。
これまでの集積所回収を廃止し、10月1日からはびん、缶、ペットボトル、古紙・古布類などの資源物が戸別収集となります。
それにかかる収集委託料は、資源物だけで前年比6,865万5千円超の3億7,360万円。
(処分費は別。もちろん、可燃ごみ、不燃ごみの収集委託料もこれとは別にかかります)
これまでどおり、近隣でまとめて集積所に排出すれば、本来必要なかった経費です。
少子高齢化はまったなし。
介護や保育などの財源を確保するため、経常経費の削減は急務の課題。
それなのに市はなぜ、資源ごみの戸別収集を拙速に進めるのでしょうか。
多くの市民がそれを望んだのでしょうか?
すべての市民に関わる制度変更を、市民の意見も聞かずに決めていく行政のやり方には、とうてい納得できません。
集合住宅には不利益のみ 約6割の世帯でサービスが低下
戸別化によって、戸建住宅では家の軒先に資源ごみが出せるようになりますが、アパートやマンション、団地などの集合住宅は集積所収集のまま、収集回数が2週に1回に減る予定です(びん、缶、古紙・古布類等)。
一度に運ぶ量が増えれば、高齢者や体の不自由な方にとって、ごみ出しの負担感は高まります。
収集車両台数は、これまでより11台増となります。
収集車両が狭い路地まで入る危険性についても議論は不十分です。
まずはモデル地区で試行実験を行い、より良い制度を設計すべきではないでしょうか?
ごみの集積所は自治の最小単位 本当に失くしてしまっていいの?
自治会・町内会の組織率が約2割と低い西東京市。
コミュニティの最後の砦ともいえるごみ集積所を失くすことの是非は、ほとんど議論されてきませんでした。
コミュニティの希薄化が課題とされる中、顔の見えるコミュニティを行政が自ら壊し、その影響を検証すらできていないことは大きな問題です。
生活者ネットは2019年度予算に反対!
調査不十分のまま進められている資源物の戸別収集に対し、生活者ネットは異議を唱え2019年度予算を否決しました。
拙速な実施を見直すとともに、排出困難者対策の充実、資源物集積所の継続利用に向けた柔軟な措置などを求めています。
市民の意向を制度に反映していくことが何より重要と考えます。
6月から、各小学校区にて市民説明会もスタートします。
皆さんのご意見を、行政に直接伝える良い機会ですので、ぜひ足をお運びください!
資源物戸別収集説明会
6月1日(土)10時~ 田無小学校
6月1日(土)13時~ 碧山小学校
6月2日(日)13時30分~ 保谷第一小学校
6月8日(土)10時~ 谷戸小学校
6月9日(日)10時~ 東伏見小学校
9月9日(日)13時~ 中原小学校
6月20日(木)14時~ エコプラザ西東京
6月20日(木)18時~ 田無庁舎
6月22日(土)10時~ 栄小学校
6月22日(土)13時~ 芝久保小学校
6月23日(日)10時~ 東小学校
6月23日(土)10時~ 柳沢小学校
6月29日(土)10時~ 上向台小学校
6月30日(日)10時~ 本町小学校
6月30日(日)13時~ 住吉小学校
7月6日(土)10時~ 保谷小学校
7月6日(土)13時~ 向台小学校
7月7日(日)13時30分~ けやき小学校