88歳の皆さんから続々と届く酷評……「敬老の日カタログギフト」
困りました。評判が悪いんです。
市が88歳のお祝いに届けている「敬老の日カタログギフト」が…。
我が家の父にも届きました。
以前のように1万円じゃなく、敬老の日はカタログギフトが届くからね、とあらかじめ伝えてはあった。
市のマスコットキャラクター「いこいーな」のイラストが印刷された黄色い箱を開けると、中にはフェイクレザー風の豪華なフォルダが…。
瞬時に思ったこと。
え?!これって、可燃ごみ? 不燃ごみ?
ギフトを選んだあと、どう処分すればいいの~~?!
ゼロカーボンシティを目指している行政が、ごみになるもの作っちゃダメよ~😢
カタログの中身自体は悪くないと思ったんです。(父は「現金がよかった」とぼやいていましたが‥・)
シチズンの置時計など西東京市ゆかりの品や、市の一店逸品に選ばれた焼き菓子なども掲載されているあたり、いろいろ工夫されてるな、と思えたので。
ところがその後、すでに5人の方からクレームのお言葉をいただきました。
なんでも、デイサービスではその話題で持ちきりだったそうで…。
「このカタログには、欲しいものが何もない!」(ええぇ、そうなの?!)
「そもそも88にもなって、欲しいものなんてないのよ」(これ、86歳の母もよく言う…)
「箱や入れ物にあんなにお金をかけて、もったいない!」(まったくです!)
「現金でもらえたほうがよっぽどよかった。医療費にも回せるし、孫のお小遣いにも使えるし…」(そっか…)
「だれがこんなこと、考えたの?」(……だれなんですかね?)
う~ん…厳しい!
企画する側は、せっかくの機会なので市のPRをしようとあれこれ考えるわけですが。
人にプレゼントをする時の基本に立ち返れば、やっぱり「相手の立場になって、相手が欲しいものを考える」のがベスト。
こちらの思惑なんて、関係ないよね。