10万円の給付はいつから?――臨時会で市長に質問しました
「「10万円の給付金は、いつになったら届くの?」
このところ、多くの方から質問を受けます。
すでに給付がスタートしている自治体の報道を見ていると、
(ひょっとして、西東京市でもすでに始まっているのでは?)
と勘違いしてしまう方も多いのではないかと思います。
西東京市の給付申請は、5月末から。
昨日開かれた市議会臨時会で、給付金事業の詳細がわかりました。
<臨時特例給付金の手続きについて>*オンライン申請については下記に記します
○郵送による申請
・市が申請書を郵送:5月最終週
・申請書に振込先口座を記入し、本人確認書類を添付→返送
・市が内容確認後、指定口座に給付金を振込み(約10日後)
西東京市民の手元に給付金が届くのは、どんなに早くとも6月第2週目以降となりそうです。
「緊急事態宣言のもと、迅速かつ的確に家計への支援を行う」という給付金の趣旨からすると、あまりに遅いスピード感。
なぜ他市より遅いのか、理由を質したところ、
「申請書を発行する前段階で必要となるシステム構築に時間を要している。業者委託の調整にも時間がかかってしまった」とのこと。
10万世帯分の封入作業にも時間がかかるほか、封筒の調達にも苦労しているそうです。
そうであるなら、まずは一刻も早い給付が必要な方に先行給付を行ってほしい。
減収で家賃を払えない人、生活の維持が困難な人、ひとり親家庭、SOSの出せない若者等々、これまで市の相談窓口につながった方々だけでも、リストアップすれば相当な数になるはず。
対象者を出来うる限り広げた上で、いち早い先行給付を要望しました。
経済活動の自粛が続く中、他市ではさまざまな独自施策が展開されています。
緊急的な支援を必要とする市民が目の前にいるにもかかわらず、
なぜ、市長は市独自施策や上乗せ補助に踏み込まないのか。
理由を市長に質しましたが、市長からの答弁はありませんでした。
(代わりに財政課長が答えましたが、財政課長が本補正予算の責任権者なのでしょうか?)
必要性を感じていないのか(まさかね)。
何をすべきか判断できないのか(まさにリーダーシップの問題)。
財源がないのか(これは、ありそう)。
いま検討している最中なのか(それならそうと、なぜ答弁しないのか?)。
「何もしない」「何も答えない」ということもまた、
丸山市長から市民に対するメッセージなのだと、私は受け止めました。
【*マイナンバーを使ったオンライン申請について】
開始は、5月9日(土)から。しかし、相当多くの課題がありそうです。
申請にはマイナンバーカード(電子証明書付き)のほか、ICカードリーダーもしくは読み取り対応スマートフォンが必要。暗証番号を忘れてしまった場合は、市役所で再設定が必要…などなど。
これだけの難関をクリアできる市民が、どれだけいるでしょう?
今からマイナンバーカードを取得するには、市民課窓口での手続きが必要な上、発行までにはそれなりの日数を有します。個人的に、オススメはいたしません。