新型コロナウイルス対策・会派の要望――孤立しがちな高齢者の状況把握を
新型コロナウイルス対策に関する要望について
生活者ネットワーク 4月6日(月)
市民からの情報提供、意見・要望を受け、以下について会派から要望いたします。
「介護サービスにつながっていない高齢者の状況把握について」
コミュニティサロンや地域活動が休止状態となり、すでに1カ月以上が経過しました。
サロン利用者の中には、介護サービスを利用されていない方も多数おり、
安否すら確認できない状況が続いていることを危惧しています。
サロン運営に携わる方を中心に、この間、ヒアリングを行ってまいりましたが、
運営者側も大半が高齢者であり、コロナ感染への警戒感が非常に強く、
利用者の状況も把握できていないことがわかりました。
訪問介護で働く市民からも、「 コロナウイルスへの感染が不安で、
サービス休止を申し出る利用者が一定数いる」との報告を受けております。
また、民生委員の方からも、訪問すら憚られる状態であり、
地域の状況が把握できないとの声をいただいております。
地域における互助・共助の活動が休止せざるを得ない今、公助の役割として、
①孤立の恐れがある世帯の把握、②専門職によるサポートの検討
が急務の課題と考えます。
まずは訪問介護事業所、通所介護事業所に対する調査を行い、
サービスの利用抑制の状況を把握するよう要望いたします。
また、たとえば「避難行動要支援者かつ介護サービスを利用していない方」など、
孤立化のおそれがある世帯を洗い出し、
実態把握や必要な情報提供(例:相談窓口の連絡先を書いたチラシ等のポスティング&戸別訪問)を行うなどの対応を要望いたします。
生活者ネットワーク 後藤ゆう子、かとう涼子
<追記>
地域包括支援センターが、介護認定を受けている担当地区の高齢者に対し、
随時、状況確認の電話相談を行っていることがわかりました。
我が家の母のもとにも、馴染みのケアマネージャーさんからお電話がありましたが、
認定を受けていない父のことまで気にかけていただき、感謝、感謝です。
一度かけるとなかなか電話を切れないほど、
話し相手ができたのを喜んでくださる高齢者が、大変多いそうです。
生活者ネットワークでは、随時、市民からのご意見・要望を取りまとめ、会派要望を行ってまいります。
皆様からのご意見、情報提供、お待ちしております!
西東京・生活者ネットワーク
TEL:042-453-4121