もっと議会を、議員を、活用しよう!――生活と市政をつなぐ架け橋に

親戚の子と、うれしい遭遇!

政治とは関わり合いになりたくない?
議会が終わった後には、必ず議会レポートを作成し、田無駅、西武柳沢駅、保谷駅、東伏見駅で、朝の駅頭活動を行ってきました。
ふだん何をしているのか見えにくい、市議会議員の活動の一端を報告し、市民の皆さんに議員の活動をチェックしてもらうためです。

私自身、議員になる前は、駅前での街宣活動をなんとなく横目に見ながら、足早に出勤していました。
政治に関心はあるし投票権はムダにしない、でも、政治家のパフォーマンスには興味ナシ…そんなカンジ。

自分が議員という立場になってはじめて、「議員が自分の活動を知らせるツールって、案外少ないんだな」ということに気がついたのです。
駅頭活動は気恥ずかしいし、本当は苦手。
「がんばってください」という声に励まされる一方で、「政治とは関わり合いになりたくない」という空気を感じて、へこむこともしばしば。
政治不信、政治への諦め、政治家への怒り、それ以上に、政治への無関心を痛感させられてもいます。

いつもは空気のような存在…でも、困ったときには思い出してほしい
政治とは本来、日々のくらしと地続きのもの。
とりわけ、私たちにもっとも身近な政府=市議会は、くらしの中の困りごとや地域の課題に寄り添い、その解決に力を尽くすものだと、私は思っています。
いつもは空気のような存在。
でも、一人では解決できない困りごとを抱えたとき、地域に気になる課題が持ち上がったとき。
そんなときにはぜひ、議会の存在を思い出してほしいのです。
議員は、皆さんと同じまちに暮らす、皆さんと同じ市民です。
市の提供するサービスを、皆さんと同じように受け、同じように納税の義務を果たしています。
行政運営をチェックするのが議会の仕事です。
制度に不備があれば皆さんの代わりに声をあげ、改善を求める役割も担っています。
生活者ネットワークは、議員のことを「わたしたちの代理人」と呼びます。

政治は、くらしをよくする「道具」
「西東京市では、他市のような取り組みはできないの?」
「あの制度の運用状況はどうなっているの?」など、市政について気になることがあれば、調査活動もお手伝いしますし、皆さんに代わって政策提案もできます。
皆さんと行政職員との話し合いの場をセッティングするお手伝いも可能です。
皆さんの代理人である市議会議員を、ぜひ気軽に活用していただきたいと思います。

「議員先生」ではなく、当事者の代表として
私自身、「議員先生」になるつもりは全くありません。
保育園や学校、学童、自治会で役員をしてきたように、自分の参加している地域社会の中での役回りとして、「いま、たまたま議員という役回りを引き受けているのだ」と捉えています。
子育て世代、介護世代、働く世代の当事者として、説得力のある問題提起をしていきたい。
これまでの編集の仕事で培った取材力と好奇心が、私の強みです。
現場の課題を掘り当て、皆さんの思いを言葉に変え、市政に届ける役割を責任をもって果たしていきたい。
そう思っています。