少しずつ動き始めた「避難行動要支援者個別避難計画」

父母がお世話になっているケアマネさんから、父(要介護5)の避難計画を策定したい、との相談を受けました。

おおぉ、ついにこの日が!

災害時の避難行動要支援者個別避難計画の策定がなかなか進まず、この間ずっと議会でも取り上げてきました。

現場がいよいよ動き始めたことを実感し、嬉しくなりました。

西東京市の場合、計画を所管するのは危機管理課。
でも、対象となる要介護者、障害者の情報を把握しているのは民間事業者なので、計画策定率をあげるには、ケアマネ等の協力が不可欠。
事業所からは、通常業務もある中、計画を請け負うのが難しいだけでなく、独居や老老介護など一人で避難が難しい人をサポートする「避難支援者」や「安否確認者」が見つけられない、と課題も指摘されていました。
もっともなご指摘です。

まずはそうした実態を把握するためにも、事業者の協力を得ながら計画策定に踏み出すこと、その方の利用するデイや訪問事業所に「安否確認者」になってもらえるようお願いすること(おそらく事業所のBCPには、利用者の安否確認が明記されているはずだから)などを要望してきました。

困難、課題は多々ある。
とりわけ障害分野の計画策定や、実効性ある避難支援のあり方は課題が山積しています。

ただ、現場が少しずつ動き始めていることを、まずは評価したいと思います。

ケアマネ「避難支援者の欄に、涼子さんの名前を書いてもいいですか?」
私「もちろんです!安否確認者も私でいいですよ」
ケアマネ「避難支援者がいれば、安否確認者の欄は不要ですよ」
計画策定件数が、こうして1件積み上がりました。