要町子どもあさやけ食堂を見学してきました♪
最近、新聞などにもとりあげられ話題になった、
豊島区要町の「子どもあさやけ食堂」を見学させていただきました。
貧困や孤食など、困難を抱えた子どもや親のために、地域に開かれた食堂です。
毎月第1、3水曜日の夜に、ボランティアさんたちのつくる栄養満点の夕食を、
だれでも300円で食べられます。
小学生ばかりで連れ立ってやってくる子たちに、保育園帰りの親子。
ドタバタワイワイしながら料理の配膳を手伝う様子は、まるで合宿のよう。
民家を開放した暖かい雰囲気に、子どもたちも「ただいま~」と帰ってくるそうです。
主催団体の「豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」は、
貧困や不登校、いじめ、虐待といった困難を抱える子どもたちを地域で見守り、
支えることを目的に活動しているNPO法人です。
制度のはざまに落ちたまま、放置されがちな子どもたちの現状に
「ほっとけない」の精神で関わり、向き合い、寄り添うために最適なきっかけづくりが、みんなで一緒に食事を囲むこと」だったのだなぁと、見学していて感じました。
「ただここで、一緒にご飯を食べるだけで変わっていくことがある」とおっしゃったNPO理事長の栗林知絵子さんの言葉は、とても印象的でした。
温かい食事が、明るい食卓が、訪れる子どもたちのお腹を温め、大人たちの心をほぐすのです。
「ここに来れば安心だ」
「だれにも言えなかったホンネをちょっとだけ打ち明けてみよう」と、新たな一歩を踏み出した子どもがいれば、みんながよってたかってサポートします。
福祉だ、支援活動だと大きく構えず、みんながホッとできる居場所をつくろうとの思いで
スタートさせた子どもあさやけ食堂が、人と人、人と地域との関係を結びなおす
地域の拠点になっていると感じました。
豊島子どもWAKUWAKUネットワークでは、
食堂のほかにも無料学習支援やプレーパークの運営もやっているそうです。
西東京でもぜひ実現させたい「居場所づくり」のひとつです。