古くなった公園の再整備を市民参加で

2014年11月1日 19時40分 | カテゴリー: 活動報告

身近な公園が「迷惑施設」に?
 高度経済成長期につくられた公園の老朽化が進んでいます。遊具が劣化したままの公園、樹木が育ちすぎて、枝打ちと落ち葉管理に手のかかる公園――。公園整備にかかる費用も自治体にとって大きな負担です。

 とりわけ、町中にある小規模な街区公園の管理運営は、都市近郊自治体に共通する悩みです。古い住宅街では地域が高齢化し、「子どもの声が気になる」「ボールが飛んできて危ない」等のクレームが増えています。その場で注意すれば解決できる問題まで行政へ電話一本で済ませる傾向にあるため、公園利用の禁止事項はおのずと増え、自由度はますます低下、その結果、魅力も利用者も減少するという悪循環が生まれています。

 市民参加で公園再整備プランづくり
 公園という身近な公共空間を、自分たちのものとして捉え直し、魅力ある空間に再生するにはどうすればよいのでしょうか。

 千葉県松戸市では2013年から市内計15カ所の公園を対象に、住民参加型ワークショップで再整備プランを順次策定しています。ワークショップは全4回、初回には必ず実地を行い、公園の現状と課題を市民自ら洗い出します。子育て世代から高齢者まで、幅広く参加を呼びかけたことで多世代間のコミュニケーションが図られ、公園に対する多様なニーズがあることを当事者同士が理解し合うきっかけにもなっているそうです。

住民参加のワークショップが行われた、松戸市常磐平地区の金ケ作公園

 昨年度ワークショップが開催された常盤平地区では、今後も継続的に公園の管理運営に関わりたいと考える有志の住民グループが立ち上がりました。そうした住民の自発的な取り組みを、行政も支援し、連携しながら体制づくりを進めているそうです。

公園をまちづくりの舞台に
 西東京・生活クラブ運動グループ地域協議会でも現在、身近な公園のあり方についての協議がスタートしました。まずは市内各所の公園の整備・利用状況について市民の目線で調査し、公園再生についての提案をまとめていこうと考えています。

地域協議会が市内の公園実態を調査

 公共空間が狭められる中、公園は数少ない市民共有の財産です。子どもが思いきり遊べる公園、コミュニティの防災拠点となる公園など、地域のニーズを出し合い時には汗をかきながら、公園を私たち市民のまちづくりの舞台として積極的に活用していきたいと考えています。